2年乗ったクロスバイクをぶっ壊されたのでロード買いました

　丁度2年前の今頃に記事に書きましたが、ブリヂストンのCYLVA F24というクロスバイクを買いまして、今日までずっと乗っていたんですね。

　で、結論から言いますと、ぶっ壊されてしまいました。具体的には後輪がひしゃげ、ギアが破損し、フレームとの固定部分が破断してしまっているような状態でして、フレーム交換となるともう修理不可能と。

フレームと後輪の固定部分が破断してしまっている。自転車のメインであるフレームの損壊となると、もう修理は無理。

　なんでそんなことになったかと申しますと、僕の住む小さなマンションのすぐ近所にコープがあるんですが、仕事帰りにクロスバイクで買い物に行って、そのままいつも自宅からふらりと歩いて往復するときのように、クロスバイクの存在をすっかり忘れてぼーっと帰宅してしまったのでした。

　翌日出かけるときにマンションの駐輪スペースに愛車がないことに気づきまして、すわ盗難かと焦ったところで、すぐ置き忘れの可能性に気づいた。そんで覗きにいったところ、ガードレール脇に移動してあるのを発見、ほっとしたのも束の間、近くで確認してみると、なんということでしょう、後輪部分が大破しているではありませんか。悲しい。

　これは僕の想像ですけれど、夜になるとスーパーへの商品搬入のトラックが駐輪スペースへ入ってきて、まさか自転車が置き去りになっているとは気づかずに、暗闇の中轢いてしまったというところではないでしょうか。

　というのも、ちょっと壊れ方が尋常じゃない。これを人の手でやろうとすると、車体を持ち上げて、何度も何度も地面など硬いところへ叩きつけて執拗に壊すというようなやり方しか考えられない（室伏呼んで来い）。それこそ倒して上から圧力で壊すのだとすれば、車など重量のあるもので押しつぶすしかないのじゃないか。

　とりあえず警察に被害届でも出そうかなと考えもしましたが、かりに弁済の可能性があるにしても、コープ側に対して事情聴取してもらって、聞き取りなり監視カメラのチェックなりした後に、もし店側や搬入業者の側に過失があったことが明らかになったとしても、搬入経路に自転車を放置した僕の過失とどの程度相殺されるのか、示談なり民事訴訟なりするとして、交渉にどの程度のコストと労力が必要なのか、などと考えてみると、2年使った5万程度のクロスバイクの弁済にそこまでやるか？という気持ちになってしまうのが正直なところでした。仮に多少の弁済があったとしても、今後そこの店舗を利用するのは気が引けてしまいます。まだ住み始めて8ヶ月なのにそれはちょっと。

　というわけで、潔くCYLVA F24は廃棄して、新しいものを買うことを決意したのでした。

新たな相棒を求めて

　さて、自転車を新たに購入するのはいいとして、何を買うか。

　まったく同じ車種というのもつまらないし、同価格帯で今度は別のものしてみるか。

　以前悩んでいたのは、同じブリヂストンのCHEROとGIANTのESCAPE R3でした。

　ESCAPE R3。廉価クロスバイクとしては鉄板のモデルですね。ブラックのカラーリングが基本的にシンプルで飽きが来ず、好きです。

　CHERO700C。クロモリの細いフレームと、ブラウンのカラーリングがレトロでよい。

　しかし、スポーツ車然としたバイクを買うなら、いっそのことロードにしたいという思いがあったんですね。一方で、フラットハンドルのクロスバイクだったらお洒落路線が良いなとも考えておりました。

　そこで以前から検討していたのが、fujiのバイク。CHEROのような細くフラットなフレームを採用した、お洒落路線のBALLADというシリーズが展開されています。

fuji ballad。cheroの上位互換という趣。￥74,000。

fuji ballad R。ロードバイクバージョン。￥92,000。

fuji ballad Ω。シリーズの上位モデル。￥108,000。

　ということで、balladシリーズがいいかもという仄かな気持ちを抱きつつ、実物を見てから検討しようということで、自転車店巡りを始めるのでした。

（この記事まだ続くので、何買ったか結論を早くしろという人は最後の方へスクロールしちゃってください）

自転車探して20km以上歩きまわる

　まずは自宅周辺の沿線から一軒一軒見てまわりました。最初に入ったのは、一番自宅から近くの個人のショップで、TREKのクロスやロードが綺麗にディスプレイされているお店でした。そこで気になったのが、TREKのロード入門モデルDomane AL2。全身ブラックの車体に赤の差し色というのが個人的にはかなりツボです。嫌味がなく、オーソドックスなスポーツ車というシンプルな外見も良い。お、これは候補だなと思いました（フラグ）。

TREK Domane AL2。￥79,000。

　その後も個人店や、サイクルスポット、あさひといったチェーン店を見て回ったのですが、これといったものは見つけられず、もう少し遠出することに決めます。一応BALLADはあったのですが、Rも見ておきたいと思い、府中にあるY'sロードを主な目的地として定め、日曜の朝から出かけていきました。

　多摩川沿いに店を構えているので、最寄り駅からは徒歩30分以上あるのですが、そのもう一つ手前の分倍河原で降りて、まずは西府のサイクルベースあさひに訪問。

　そこでも特にピンと来るものはなかったのですが、一応以前気になっていたBianchiのVia nirone7 proが税込み10万を切る特価で売っていたので、一応頭の片隅に留めておきました。

Via nirone7 pro。￥120,000。

　そこから道すがら他のショップを覗きつつ、お目当てのY'sロードへ。

　朝は冷えるかなと思っていたのですが、だんだんと良い陽気になり、上着を脱いで、長袖トレーナー一枚で気持ちよくウォーキングできる空気になりました。

　そんなこんなで目的地到着。完成車の置いてある店舗2階へ。

　流石はスポーツ車の専門店ということで、品揃えは今まで覗いてきたお店の中ではやはり一番よかったですね。

　しかし残念なことにここにもfuji ballad Rは置いてませんでした。ただΩがあったので、なんとなく実物の雰囲気は掴めた。なんといえばいいんでしょうかね、思ったよりも華奢というか。洒落てていいとは思うんですけれど、もう少し存在感がほしいかななとど思ったり。結論としては、10万以上出しては買わなくてもいいかなというところでした。

　あとは予算を意識しつつ、琴線に触れるデザインのロードとしては、やはりここでもTREKのAL2が目に入り、もう思い切ってしまおうかと悩んだんですが、納車にはどれくらいかかりますかと店員に訪ねたところ、3日くらいとの返答。だったら、近場のお店で同じものを買ったほうがいいだろうということで、他に目ぼしいものもなかったので店を後にするのでした。どちらも定価でしたしね。

何を思ったか徒歩で帰宅し始める

　ここまで来たのに大した収穫なしかーという思いを抱えつつ、時刻はお昼すぎ。

　すぐ近くのSEIYUでベーカリーのパンを買ってベンチで食べました。歩いたあとの食事っておいしい。

　気力が回復したところで、それじゃあいっちょ自転車店巡りしながら歩けるとこまで歩いて帰るかと帰路へ。

　そこから結局15kmくらい歩いて十数軒の店を回りつつ、もう訪れるところがなくなったところで晩飯に。時刻は17時過ぎ。

　そういえば松屋のカレーが話題になっていたなと思いつつ、なぜかすき家に入るというボケをかましつつ、そこからは流石に歩かず電車で帰りました。普段歩かないのでこの程度でも足が痛かった。ただ思ってたほどには筋肉痛にはならなかったかな。

　電池切れそう。

　玉ねぎたっぷり。

TREK Domane AL2

　はい、というわけでもうお察しだとは思いますが、新車を購入すると決めて一番最初に入った近所の個人店でTREK Domane AL2を購入しました。

　どうしてこの車種が気に入ったのかはもう序盤で申しておりますので再度は書きませんが、まあ結局ロードに乗ってみたかったんですね。

　歩きまわって悩んだ末によしこれだと定まっての購入なので満足しています。

　値段的な話をすると、定価79000円なので、スタンドや防犯税込み90000くらいになるかなと思ったんですが、請求額を聞いてびっくり、現金払いで全部込み込み79000円。おそらくY'sロードで買っていたら高くつきましたね。よかったよかった。

　あとは実際乗ってみた感想ですが、いやー流石に軽い。クロスバイク買ったときも感動しましたが、さらにスピードが乗って行きますね。入門モデルでこれですから、上位の車種はまた違う世界があるのでしょうね。奥が深い。

　一方でまだなれない部分について言うと、やはりクロスに比べて前傾がちょっときつい。そしてブレーキに握力が必要（TREKだからかは知らんけれど、ロードバイクって日本人の手の仕様に合わせては作られてないのじゃないか。これが普通なんかな）。お店のおっちゃんにちゃんと両手でブレーキかける癖をつけなきゃダメだよ、止まらないからと言われたが、なるほど。逆に効きすぎると危険な感じもします。実はクロスバイクの時ですが、急ブレーキかけて前転して怪我をしてしまったことがあります。腕の筋をおかしくしてしまってしばらく力が入らなくなりました。しかし、ちゃんと効かなければ咄嗟の対応ができない。ようは、安全運転を徹底しろということですね。

スポーツサイクルの管理問題

　ひとまず納車も済み、今回の事件は落ち着いたわけですが、最後に今後このロードバイクをどう管理していくか、再び盗難や損壊に遭った場合のリスクにどう備えるかという問題を考えなくてはいけません。

　日常の保管方法に関しては、一番良いのは自室に引き入れて管理するという方法ですが、正直普段の通勤やちょっとした買い物にも使いたいので、気持ち的には面倒くさい。敷地内の駐輪スペースならマンション契約時の少額短期保険にある家財補償で対応できそうというのもありますし、風や雨が強い日に運んでおくくらいでいいかな。

一応部屋には入れられます。2階ですし、大した労力ではないんですが、でも日々のこととなるちょっと億劫。

　問題は外出先で被害に遭ったケースですが、自転車保険に加入しておくという手段を考えています。ただ、保険商品の説明をぱっと見ても、具体的にどういうケースで補償されるのかいまいちわからない。言い方を変えれば、どういうケースでは補償されないことがあるのかがわからない。例えば、コンビニや飲食店に入店時、店舗正面の路肩などに鍵をかけて止めておいたあいだに悪戯で損壊させられた場合とか。そもそもこういうケースが一番多そうな気もするので、それが補償されないってなんやねんという感じですが、あとでぐだぐだ言われて保険料だけ取られても最悪ですしね。これについては、問い合わせフォームからの回答待ちです。

追記

回答がありました。「盗難届」または「交通事故証明」が出ている場合に限りということらしいです。ようは、盗難や事故以外の（例えば第三者による悪戯での損壊のような）場合は補償されないということですね。逆にいえば、「盗難届」または「交通事故証明」が出ているならば、基本的には補償されると。今回はZuttoRideのずっと自転車車両保険に確認を取りましたが、基本的に自転車の盗難・損壊保険というのは、このような性質のものであるようです。事故というより、何らかの事件によって自転車を損壊させられ「被害届」を出すようなケースでは、自分で犯人見つけて、示談なり民事訴訟なりして回収するしかないということですね。