クロスバイクを買った【BRIDGESTONE CYLVA F24】
ブリヂストンのCYLVA F24というクロスバイクを買いました。
これまで乗っていたのは、最寄りのチェーン店で間に合わせた、16000円くらいだったかの普通のシティサイクル。一昨年の夏あたりにかったやつ。
で、なんでクロスバイクを買おうと思ったかという経緯ですが、自分でもよくわかりません。
あ、いや、最終的なきっかけはあったように思います。
うん、そうだ、ろんぐらいだぁすというアニメを見たのだ。
自転車アニメを見てより自転車が欲しくなる
2016年の原作漫画づき秋アニメとして放映してました。
大学生1年生になったある女の子が、自転車店でとあるミニベロに一目惚れしたことから自転車に興味をもち、ロードを駆る友人の女の子とのサイクリング等を通じて、徐々に自転車の楽しさに嵌っていく、というお話。そんで最終的には、タイトルの通り、ロングライドの大会を目指すことになるわけですね。
そう、つまりはあれです。けいおん!見てギターが欲しくなるあれです。
いやまあ、前々からそれなりの質の自転車がほしいなあとは思ってたんですが、アニメに最後のひと押しされた形なんだと思いますね。
大学の頃使ってた自転車が錆びて使い物にならなくなってしまって、しばらく実家のママチャリ使ってたんですが、それも既にかなりのガタがきていた代物で、しかし通勤には自転車が必要である。それで間に合わせで安いシティサイクルを見繕って乗ってました。
その頃からちゃんとしたメーカーのものを長く使いたいなぁとは思ってたんですが、当時はブリヂストンのMARKROSA 7Sが気になっていました。
BRIDGESTONE MARKROSA 7S
ザ・シティサイクルという趣。水色のカラーリングがかわいい。
しかし、当時すぐに自転車が必要であったこと、近所のチェーン店には置いてなかったこと等により、結局安物の自転車を持ち帰ったのでした。
まあそんなわけで、自転車のグレードを上げたいという意識は頭の隅にあったんですね。
で、1年半程はその安物のシティサイクルに乗って通勤(といっても駅まで15分かからない程度)していたわけですが、そこへろんぐらいだぁすというアニメが飛び込んで来たのでした。
はっきり言ってこのアニメ、出来としてはかなり低品質です。
キャラデザもオーソドックスというか、特になんの捻りもないザ・萌えアニメという体ですし、作画のレベルも高くない。というか安定感がない。話数を増すごとに崩れていく。
しかしなんかこう、この低予算のゆるい萌えアニメ感が個人的に琴線に来たらしいんですよね。おそらくかなり視聴者は少なかったんじゃないかという気がしますが、毎週楽しみに見てました。
あ、毎週と言えば、このアニメ、毎週放送はしませんでした。
何を言っているかというと、放映を落として(やらかして)ました。
急遽総集編を組んだだけならまだしも、最終2話は納品間に合わず、次クールでの変則放送。
あれ、これと同じようなことをどこかで見たような。
実はこの「アクタス」という会社、ガルパンを作っていたところです。ただ、ガルパンが全編クオリティを高水準でまとめ、大ヒットまでとばしたのに対して、クオリティ的にろんぐらいだぁすはかなり残念な出来でしたが。(アクタスは最近、レガリアというアニメでも4話で放映中止というアクロバティックなやらかしをやっている)
色々変遷しつつ最終的に買ったCYLVA F24
とまあ話が逸れましたが、そういう経緯で新しい自転車買いたい欲が盛り上がったんだと思います。
で、アニメを見ていた頃考えていたのが、CHeRO 700Cというこれまたブリヂストンのクロスバイクでした。
BRIDGESTONE CHeRO 700C
クロモリの細いフレームに、革製のサドル。茶色のカラーリングがレトロで大変お洒落です。
しかし、気持ちの盛り上がりに水を差す自体がこの頃起こります。
肺炎に罹りました。喉頭蓋炎との合併症。うーん、このときは死ぬかと思った。
で、入院11日間とか、費用12万の支払いとか色々やってるうちに、時が流れるんですが、いよいよ今回買った自転車がこのBRIDGESTONE CYLVA F24というやつであった、というわけでした。
BRIDGESTONE CYLVA F24(M.Bガンメタグレー)
重さは12kgあるので、スポーツサイクルの中では凄く軽い方ではないですが、700×32Cタイヤもあって安定感は抜群です。ライト、スタンド、ワイヤー錠が初めから付いているのも親切、お買い得。まさに入門機。ただ24段(3×8)変速は過剰ですかね。その分車体を軽くしたいところ。手入れも楽だし。必要になれば泥除け前カゴもつけられます。
前2者に比べると、ややスポーツサイクル然とした趣ですね。
はっきりとどんな心境の変化があったかというのは自分でもよくわからんのですが、なんとなく、機能性を重視したい気分になったようで、色々調べているうちにこちらのクロスバイクに目をつけました。
5~6万の価格帯だとこれと合わせてGIANT ESCAPE R3 が定番らしいのですが、最終的にはデザインと街乗りとしての乗り心地を考えて決断。
GIANT ESCAPE R3
ブリヂストンという慣れ親しんだ響きにも何か安心感があったんですよね。そもそも、これ以前の候補がブリヂストンでしたしね。
本当はCYLVA F24のマットブラックが欲しかったんですが、昔からやってる(戦前かららしい)街の自転車屋さんに足を運んだところ、店舗に在庫があるのがシルバーだけで、これだったら1割引してあげるよって言われて買っちゃいました。(現物見るとすぐ欲しくなってしまった)
BRIDGESTONE CYLVA F24(M.Bガンメタグレー)
BRIDGESTONE CYLVA F24(マット&グロスブラック)
うーん、やっぱマットブラックかっこいいなぁ。
1割引とか、即日納車とかに惹かれてしまったけれど、やはりこっちにすべきだったか……。
防犯登録含めて税込み52000円ぽっきり。ネット通販だとさらに安く46000円くらいで売ってますけれど、やはり繊細で高価な品物ですし、顔が見えるプロのところで購入したかった。おっちゃんは終始柔和な笑顔で、持ってきてくれれば空気入れてあげるよって帰り際言ってました。
スポーツサイクルは安物シティサイクルとは別物
さて、まだ購入後2日しか乗っていませんが、乗り心地はどうかというと、それまで使っていたものが安物のシティサイクルということもあり、もうまったく別次元という感じですね。
車体は軽く取り回しが楽だし、少し漕ぐだけでぐんぐんスピードが乗っていく。一度スピードがつけばそのままスーッとどこまでも運んでいってくれる。乗るのが楽しい。気持ちいい。
今はほんと、近所の街乗りや、最寄りの駅までの短い距離で専ら利用するだけですが、もう少し距離があるところまで行ってみたくなりますね。
50000円台のクロスバイクというと、まさにスポーツサイクル入門編という感じですが、気軽に乗って普段使いするのであれば、性能価格ともに大変コスパが良い品だと思います。
というわけで1年ぎりぎり経たずに更新した記事は、誰得自転車購入レビューでした。
しかしあれですね、安物シティサイクルからクロスバイクに変えて感動したはいいですが、既に他のバイクにも乗ってみたくなってるのは問題ですね。
物欲恐るべし。
追記
そうだ、思い出した。スポーツサイクルが欲しいと思った、もう一つ決定的な理由があったのだ。
妹がどっかから貰ってきたBianchiのマウンテンバイクに乗ってみて、走りの軽さに感動したのが大きな動機だった。