ガッチャマンクラウズ インサイト 感想 「9話JJの予言について。今後の展開」(1893文字)

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 前回の記事で、予言についてわかり易いと思うといってあまりちゃんと考察しませんでしたが、今後どう展開するのか少し考えてみようかと。

 

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   赤き指揮者が旋律を  

   変えるとき      

   人は自らの色を失い  

   色無き風に      

   過ちの牙を突き    

   立てる        

              

 

 赤き指揮者は赤クラウズを統率するリズムくんのことですね。

 リズムくんの言葉の通り、人々を煽って空気を変える、というか作るのかな。

 はじめちゃんがゲルちゃん助けないとと言っているので、煽られた人々はゲルちゃんに牙を突き立てるのでしょう。

 

 じゃあどうやってゲルちゃんを攻撃するのかということですが、人々に与えられる力というと赤クラウズしかないんじゃないかと思います。赤き指揮者だし。

 というかリズムくんのノートってどうなったんでしたっけ?

 

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 落っことした後どうされたか思い出せない。

 

 どこで管理しとるのかわからないっすけど、まあVAPE使ってなんとかすんのかな。

 

 だとして話を進めると、「色を失い」というのは、今自発的思考をしているが故に抑圧されている人たちが扇動されるということですかね。スペクトル説が正しいなら、赤になってくうさまを生み出していない吹き出し様は、まだ色を持っているはず。

(素直に、赤くなって既にくうさまを生み出した人たちという線もありますが)

 

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 「赤」からくうさまが生まれて吹き出しが消える法則とかよくわからんのですが、たぶん厳密に考え過ぎない方がいい。

 

 じゃあ彼らが向けるべき矛先はどこかというと、当然くうさまなのですが、それがわかるのは神の視点である視聴者と、クイズの答えを得たガッチャマンたちだけなのですよね。

 というわけで、「ゲルちゃんじゃない」ということを知らない人々は、「過ちの牙」をゲルサドラに向けるのでしょう。

 すると必然的に、赤クラウズとガッチャマンは衝突しますね。

 

  で、ここまでが予言から予測できることですが、その後の展開はどうなるんだろう。

 まず長岡へ帰ったつばさちゃんですが、はじめちゃんがゆるじいに聞けばと言う以上、食べられてはないんじゃないかなぁという気はします。

 つばさちゃんは結局何について考えなくちゃいけないのかというと、やっぱり「花火師」云々のこととかじゃないですかね。

 つばさちゃんはガッチャマンになったことと、ゲルサドラに夢を見させられたことで「走りっぱなしだった」わけですけれど、結局彼女の中にある内発性の種は長岡にあるのだと思います。だから、彼女はゆるじいと話さなければいけないのかな。

 そうして一度ゆっくりとルーツに戻ったうえで、ガッチャマンのことやゲルサドラのことについて、どうしたいのか決めるべきなのでしょう。

 

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 赤クラウズとガッチャマンの抗争はミリオネ屋で中継なりされるでしょうから、そこで決断を迫られる。そうしたとき、つばさちゃんの「身体」がどう動くのか。

 何を、誰を「選択」するのか。

 

 自分の頭で考えたうえで、身体の赴くままに走りだせ、です。

 

 あとはるいるいですね。

 まあ当然復活するでしょう。

 これは(いつものごとく)僕のフィルターを通した筋書き(というか願望、好み)ですけれど、アップデートしたいというるいるいの「内発的理想」は、「創発性」を獲得した「総裁X」という「別個の自我」によって「承認」されることで再び目覚める(なんて物語が好き)。

 ↓(Xに起こったのは創発だという着想はこちらから)

 ううん、でもそうするとリズムくんをけしかけた必然性が薄まるから違うか?

 まあ、これについては願望です。そういう物語が僕は好きだという。

 児童の発達でもそうですけれど、人が自分の身体性を肯定し発達させ内発的に生きるためには、他者の「承認」が必要だと僕は思っているのですよね。

 

 ともかくるいるいが復活したら青クラウズも使われるのかな?

 梅ちゃんとか、ガッチャマンに味方しそうな人も居る気がするし。

 そうすると、ガッチャマン、ゲルサドラ、くうさま、赤青クラウズとわちゃわちゃしてきますね。もう何が起こるのか、どういう筋書きになるのかはわからない、というか考える気が起きない。

 

 とにかく状況はゲルちゃんにとっては最悪ですねwww

 どういう展開でお話が進むのかはわかりませんが、最終的にはつばさちゃんと何かしら通じ合うことになるのでしょう。

 「みんな」ではなく「つばさちゃん」という「特別な個」を発見する。

 それは同時に、「ゲルサドラという個」の存在を明確にする。

 

 そして最終的な、全体としての落とし所は……。

 正解のない着地点を描かざるを得ない物語ですので大変でしょうね。

 とりあえずは結論を楽しみにしたい。