2015秋アニメも出揃ったな、何か書きたいな――そうだ「ハナヤマタ」にしよう!……?(3311文字)
どうも、しばらくぶりです。
ガッチャマンのアニメ放送も終了して、何か書こうかなぁと思いつつも、とくに書きたいものが湧いて来ないので、更新しないでいました。
なんと言いますか、僕自身はそんなにブロガーとしてどうこうみたいな意識はなく、あくまで自分が吐き出したいものを吐き出したくなったときに「表出」するためのツールとしてブログを運用しているのですよね。
地味にアクセスは下がり止まりしている感じなので、何かないかなーと見に来て下さっている方がひょっとしたら居るのやもしれませんが、まあそんな調子ですので、書かないときはずっと書かないし、書きたいときはじゃんじゃん書く――と、ムラのありありなブログだとオコトワリしておきましょう。
(Twitterの方は頻繁に何か書き込んでいると思うので、僕なんか気にして頂ける方は設置している窓からでもそちらの方を覗いて頂ければ)
ところで、今期アニメもそこそこ出揃ってきた様子なのですが――そしていくつか視聴しようと思っている作品はあるのですが、記事にして継続的に何か感想を書こうという気には今のところなっておりません。なんか「出したい」という衝動、内的動機付けがやってこないのでしょうがない。
はい、ですので(何が「ですので」なのか謎ですが)既に放送終了したアニメに思いを馳せたところ、あ、やっぱ「ハナヤマタ」好きだな、書こうかな、と思った次第です。
インサイトみたいに堅っ苦しい考察ではなく、ひたすらかわいいかわいい言っているだけの「感想」やもしれませんが(といいつつもしかしたら堅っ苦しい考察ぶち込むかもしれませんが)――ともかく、そんな次第です。
(第一話はニコニコで無料配信中)
ハナヤマタってどんなアニメ?
かわいいかわいい五人の女子中学生(JC)が「よさこい(高知県よさこい祭りから発展して、いくつかの形式を踏襲しながら現代的にカジュアルにしたような、グループによる踊り主体のお祭りって感じ)」を踊るお話。
……。
とまあ、そのよさこいを土台に据えて、女の子が喧嘩したり、仲良くしたり、ときに同性同士の擬似恋愛的関係を繰り広げたり――兎にも角にも一緒に頑張って何かするの見て楽しむアニメです。
女の子たちが女の子同士でベタベタ仲良く頑張るお話なわけですが、性的だったりしっとりした感じの百合的アニメでもなく、まあ友達以上擬似恋愛未満くらいのニュアンスかなぁと思います。
で、それぞれ中学生少女らしく色々葛藤を抱えていたりなんかして、それを友達との関わりの中で解消したりしながら、一つにまとまっていく、そして最後は目標のステージの上に――というようなフォーマットですね。
この葛藤を乗り越えていく過程で、少女たちが素直になれず喧嘩したり、嫉妬したり、自己嫌悪したり、でも勇気を出したり思いを伝えたり、そして恥ずかしがったり、恥ずかしがったり――恥ずかしがったりする(重要)。何かことあるごとに赤くなったり涙目になったりするのですが、そこら辺の微妙なようで実は素直な感情の動きとか、表現の仕方がこっ恥ずかしく微笑ましいと僕は感じています。
そして僕的には、そこがこの作品の「魅力」だと思います。見ていると、思わずニヤニヤしてしまうような作品。
そこらへん「わかる」と共感してくれる人は好きになれる作品でしょうし、全然わからん、と思う方には退屈な萌えアニメかもしれません。
少女たちを非日常へ誘うきらびやかな色彩世界
女の子たちが、ちょっとベタッとした距離感で、何やらどたばた頑張るというフォーマットのアニメはもう既に流行りの時期を通りすぎて、一つのジャンルとして定着した感があるので珍しくもなんともないのですが、この「アニメ」として特徴的だなぁと思うのは、「色彩設計」だと思います。
(一話冒頭、アバン)
色彩豊かな世界が淡い光に包まれつつ同時にきらきらと華やか。描かれるのはあくまでなんてことない日常なのですが、ときにぶつかり合いながらも、目標へ向かって成長していく少女たちは、どこか非日常的な日本的ファンタジーの世界へと飛翔していく。
ある感受性の作法をもっている人は、ここらへんの表現の凄みだけで、何か惹かれるものを感じるのではないでしょうか。「和」的な記号と、強い色彩と、光の演出効果。第一話のアバンからこの調子で、そのままオープニングへと入って行くのですが、ここでの映像も、桜や花火をバックにコマ数の多い動きでしなを作りながら可愛らしく踊る五人の姿が凄く魅力的です。作品世界への誘い、説得力というのを上手く作れていると思います。
監督は「いしづかあつこ」。「さくら荘」とか「ノゲノラ」なんかの監督ですね。色彩設計の大野春恵さんは「ノゲノラ」も一緒にやってます。
割と華やかに色を使うのですけれど、一方で淡い感じに中和するような色彩イメージを個人的に抱きます。
原作はまんがタイムきららフォワードで連載中の「浜弓場双」さん。カラーイラストなんか見るとわかりますが、凄くはっきりとした色彩使いと、一方で細々として情報量の多い絵を書かれる方で、表現的に凄く合っているのだと思います。
(たぶんここ数年で唯一買い揃えた漫画かもしれない)
オープニングの楽曲はメインの五人が歌う「花ハ踊レヤいろはにほ」。作曲者は田中秀和さん。僕のブログで扱ってるアニメだとデレマス主題歌「Star!!」も田中さん作曲みたいですね。(「ススメ☆オトメ」も田中さん)
音楽にはまったく疎いのでどう表現したらいいのかわからないんですが、なんというか、聞いてて気持ちいい曲なんですよね。サビはサビで凄くキャッチーなんですけれど、全体を通して流れがよく、飽きさせず聴かせるというか。ちょっと和の匂いを効かせているのも心地よい。
先ほど言った映像のよさもあって飛ばさず見れるオープニングです。
デレステやっている人はわかるかもしれませんが、「ススメ☆オトメ」って簡単なんですけど、叩いていて気持よくないですか?(笑)
というわけで、ハナヤマタという作品の感想を書いていくにあたって、個人的に感じている魅力を、思わずニヤニヤしてしまうような少女たちのやりとりの微笑ましさと、映像の華やかさという二点で大雑把に述べてみました。
第一話の感想を書き始めたつもりなのですが、既に放送終了しているアニメですし、少し紹介してからにするかぁと思って筆を進めはじめたら、結構量が多くなってしまったので、これはこれで一つの記事にしときたいと思います。
どれくらいのペースでやっていくかは気分次第ですが、インサイト程長大な記事にはならんでしょう。というか、疲れるのでもっと小出しでやっていくかも。
今期アニメについては今のところ何も考えていませんが、何か言いたくなったら、デレマスみたいに単発でやったりするかもしれません。
そんなわけで、少しづつでも、のんびり更新してはいくつもりです。
ガッチャマンクラウズインサイト、感想ブログ跡地、みたいにならないように……。
それでは。